滝山寺

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滝山寺(たきさんじ)は、愛知県岡崎市滝町にある天台宗の寺院です。山号は吉祥陀羅尼山、院号は薬樹王院。奈良時代の創建と伝わる古刹で、国重要文化財の本堂・三門と、運慶・湛慶の作とされる仏像群で知られています。境内に隣接する瀧山東照宮は、日光・久能山と並ぶ「日本三東照宮」の一つです[1][2]。

概要

  • 所在地:愛知県岡崎市滝町字山籠107[2]
  • 宗派:天台宗[1]
  • 山号:吉祥陀羅尼山。院号:薬樹王院[1]
  • 創建:およそ600年代(奈良時代)。天武天皇の勅願により薬師如来を祀り、吉祥寺と名乗ったのが始まりとされます[2][1]
  • 本尊:薬師如来(秘仏)[3]
  • 拝観:宝物殿 9:00〜17:00(年中無休、臨時休業あり)。宝物殿500円、本堂内500円、瀧山東照宮200円(土日のみ)[1][2]

年表

  • 600年代(奈良時代) - 天武天皇の勅願により薬師如来を祀り、吉祥寺として創建(寺伝)[2]
  • 1267年(文永4年) - 三門(仁王門)を建立。岡崎市内で現存する最古の建物[4]
  • 1275年(文永12年)2月19日 - 三門楼上の扁額「瀧山寺」を正三位藤原経朝が書く[4]
  • 1222年(貞応元年) - 本堂を再建したと伝わる(『滝山寺縁起』)[3]
  • 1608年(慶長13年) - 家康が日吉山王社の社殿を建設[2]
  • 1645年(正保2年) - 家光が日吉山王社の現在の本殿を再建[2]
  • 1646年(正保3年) - 3代将軍徳川家光が瀧山東照宮を創建[2]
  • 1901年(明治34年)3月27日 - 三門が国重要文化財に指定[4]
  • 1904年(明治37年)2月18日 - 本堂が国重要文化財に指定[3]
  • 1981年(昭和56年) - 聖観音・梵天・帝釈天の三尊像が国重要文化財に指定[2]
  • 2025年(令和7年)3月28日 - 「瀧山寺鬼祭り」が国指定無形民俗文化財に指定[2][1]

特徴・見どころ

本堂(国重要文化財)

桁行5間、梁間5間、寄棟造檜皮葺の密教系本堂です。前2間を外陣(礼堂)、後方中央3間を内陣とし、格子で仕切ります。内陣の厨子には秘仏の薬師如来坐像を安置し、その左右に日光・月光菩薩、十二神将、毘沙門天、不動明王などを安置しています。和様を主として部分的に禅宗様を取り入れています[3]。建立年代は『滝山寺縁起』では貞応元年(1222年)とされますが、様式的には14世紀後半とみられています[3]。

三門(国重要文化財)

鎌倉時代の仁王門で、3間1戸の楼門、入母屋造こけら葺です。下層が三手先、上層が尾垂木付三手先という中世楼門の形式で、ほとんど純和様です。文永4年(1267年)の建立で、市内最古の建物。楼上には文永12年(1275年)に藤原経朝が書いた扁額「瀧山寺」が掲げられ、金剛柵内には15世紀前半頃の仁王像2躯が安置されています[4]。

仏像(運慶・湛慶)

宝物殿には、運慶・湛慶の作とされる聖観音菩薩立像、梵天・帝釈天立像、日光菩薩・月光菩薩などが安置されています。聖観音像は源頼朝の等身大とされ、胎内に頼朝の髪と歯が納められていると伝わります[1][2]。

瀧山東照宮

瀧山寺の本堂に隣接し、正保3年(1646年)に3代将軍家光が創建しました。拝殿・中門・本殿をもち、本殿と拝殿の間に中門があるのが特徴です。家光寄進の太刀(銘長光)と家綱寄進の太刀(銘正恒)は国重要文化財です[2]。2021年9月からの保存修理工事は完了しています[2]。

日吉山王社

12世紀前葉に瀧山寺の守護神として勧請された社です。1608年に家康が社殿を建設し、1645年に家光が現在の本殿を再建したとされます。2019年から2021年にかけて大改修が行われました[2]。

鬼祭り

毎年、旧暦正月7日に近い土曜日に「瀧山寺鬼祭り」が開かれます。鎌倉時代から続く祭りで、天下太平・五穀豊穣を願います。巨大な松明を30数本持ち込み、半鐘・双盤・太鼓を乱打し、ほら貝が吹き鳴らされる中で鬼が乱舞する「天下の奇祭」です[1]。2025年3月28日に国指定無形民俗文化財となりました[2]。

アクセス

  • 名鉄東岡崎駅から名鉄バス(大沼方面行など)「滝山寺下」下車[2]
  • 三門へは「滝団地口」下車、徒歩約300m[2]
  • 駐車場あり[2]

思い出・証言(未検証)

この欄は、利用者の思い出・証言をもとに書かれています。 書籍・新聞・公式資料による裏付けは取れていません。事実として引用する際はご注意ください。裏付けとなる資料をご存じの方は、出典への追加をお願いします。
  • (募集中)

未解決・情報募集

  • 創建の経緯(天武天皇の勅願とする寺伝)を裏付ける資料
  • 本堂の建立年代(貞応元年説と14世紀後半説)
  • 鬼祭りや節分祭の思い出、昔の参道の様子

出典・参考資料

  1. ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 瀧山寺 公式サイト
  2. ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 岡崎市観光協会「瀧山寺・瀧山東照宮」
  3. ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 岡崎市「国指定:建造物 滝山寺本堂」
  4. ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 岡崎市「国指定:建造物 滝山寺三門」

外部リンク